6.死を意識して生きると、人生が豊かになる 大西秀樹先生 インタビュー

(BY Atsuko MINATO)

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ヒルル:人はいつか死ぬのですが、私たちは日々の生活の中で「死」を意識することを敢えてしませんね。やっぱり自分や家族が死ぬのをイメージしたくないですから。
大西先生:そうですね。でも 人生は不条理 なので、いろいろなことが起こるんです。一生懸命に真面目に生きていても、辛い ことは起こります。でも人間は辛いことを乗り越えて 成長 して行くのです。そういうことを頭の隅っこに置いておくと、辛いことに対峙する 心構え ができるかもしれません。難しいことですが、たまに復唱するのはいいかもしれません。

ヒルル:そうですね。いつも考えている必要はないと思いますが、自分の人生をどういう風にクローズしたいのか、ということを頭の隅に置いておくと、自分の生き方が決まるかもしれませんね。
大西先生:死を見つめて生きる と、命は有限、命の尊さ、愛しさ に気付きます。そうすると 人生が豊か になるんです。なぜなら、物事の優先順位 がはっきりし、自分にとって本当に大切なもの が見えてくるからです。本当に大切なものを見分けることができたとき に、人生は豊かでシンプルで迷いのないものになる と思います。

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ライター: 湊 敦子 (Atsuko MINATO)   プロフィール
外資系IT企業で約20年間「働きマン」のように働いていた矢先、43歳の時に右乳がんを健康診断にて発見される。Stage I で、乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検、放射線治療を経て、現在ホルモン療法中。ホルモン療法が一因で、子宮筋腫が急激に巨大化し、3年後に子宮全摘。病気や離婚など、他人から見ると不運や不幸のオンパレードのような人生で、妹によると「病気のスタンプラリー」に参加しているらしいが、本人はうつ状態も克服し、いたって元気。落ち込んでいる友人に「私の人生と交換するぅ?」と問いかけて励ますのが得意。趣味はドラムとフラワーアレンジメント、真面目な主治医を笑わせること。そして最近はストイックな登山。  ブログ:http://ameblo.jp/acco7/

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