愛する人を失った悲しみとどう向き合ったらよいのだろう 大西秀樹先生 インタビュー

(BY Atsuko MINATO)

本記事によせられたメッセージ 
  "がんを患った方、看病をしている方、大切な人を失った方、こうした方々に寄り添って「新たな気付き」へ導いてくれるのが大西秀樹先生とそのチームです。 不安・悲嘆の中にあり出口の無い部屋に閉じこもっておられる方、勇気を出して大西先生のドアを叩いてみてはいかがでしょうか。きっと新たな未来が開けてくるものと思います。"
仲本光一先生(外務省医務官)
  "重いテーマですが、わかりやすく、優しいトーンでまとめられていて、とても素敵な記事だと思いました! 梅シロップやご自宅の菜園で採れた むかご を紹介しているところも、大西先生のお人柄が伝わってくるようで、いいですね!"
川上祥子氏(NPO法人キャンサーネットジャパン 広報担当理事)


こどもをなくして立ち直れません  投稿者 匿名希望 無職 27歳  2月におなかのこどもをなくしてから、ずっと立ち直れずにいます。毎日生きているのが辛いです。特に生理前になると、起きていられなくなり、ずっとヘ゛ット゛で泣いています。仕事もやめて引っ越しました。体もこころもすっかり弱り、誰ともほとんど接することができません。一生こんな気持ちでいるのは辛いですが、もうどうしようもありません。月日が経っても悲しみは募る一方です。 このお返事 投稿者 アヲ 学生 17歳 私も去年の12月に癌で母を亡くしました。お気持ちお察しします。私も母と過ごした日々を思い出す度に涙してしまいます。けれども、母の死を通して気付いたことが一つあります。それは自分の命が尊いということです。母が生涯をかけて育ててくれた私の命はなんと尊いものでしょうか。自分が死ねばいい、と思うことは今でもあります。それでも私は生き続けたいです。命の尊さを知った者は生きねばならないのだと思います。天国のお子さんもあなたが悲しむ姿を見たくないはずです。その悲しみは消えることはないものだけど、道は開けるはずです。10歳も年下なのに偉そうにすみません。どうか頑張って下さい。
2010年10月、ヒルルに 匿名希望さん、アヲさん のお二人から投稿がよせられました。 愛する家族を亡くした方々がどうやったら悲しみと向き合えるのか、これから埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授 大西秀樹先生に伺っていきたいと思います。

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大西秀樹(おおにし ひでき)先生
埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授