出産後の(激)生理痛-もう頼る所がありません | 投稿の回答 上坊敏子先生

女性1.gif投稿者:エリーママさん (会社員 29歳)

もう頼る所がありません

1児を出産後、私の体が激変しました。まず、出産後の生理ですが、以前まで経験すらなかった生理痛に悩んでいます。まるで絞りひねられてエグられてるかの様な激痛に加え、息も苦しい。そして経血量がハンパなく多量です。ウルトラ夜用を2〜3時間おきにかえています。就寝時はオムツ型を着用しますが、初日と2日目は漏れている事が多い。市販の鎮痛剤は効かず座薬を使いますが、ほんの気休め程度。 次におりものです。常に薄いナプキンを敷いています。基本的に白〜黄色で、たまに血が混じった様な茶色の時もあります。常に不快感があり、ニオイもあります。そして最後は性交時の痛み。指の挿入すら痛くてSEXができません。濡れも悪いです。帝王切開で出産後9年間の悩みです。いくつも病院をまわりましたが原因すら分からず、改善がありません。お願いします。助けて下さい。


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【上坊敏子先生 回答】

  エリーママさんへ



産後の月経痛と過多月経でお悩みのご様子、お察しいたします。

まず質問です。
 ①月経以外の時は痛みがないのでしょうか?
 ②性交時に痛むのはどこなのでしょうか?
 ③子宮がん検診は受けているのでしょうか?

以上のポイントを度外視しての回答です。

 ①まず、鎮痛薬を上手に使うことが大切です。痛みが強くなる前に早めの使用をお勧めします。なぜ市販薬を使用しておられるのか分りませんが、産婦人科の主治医を決めて、その医師から、痛みの程度に応じた処方を受ける方がいいと思います。

 ②過多月経、月経痛の両者を軽くするためには、おそらくピルが一番有効ではないかと思います。ピルにもいくつかのタイプがありますが、このような症状には1相性のピルの効果が高いと言われています。漢方薬も効く可能性がありますが、内服する量が多いこと、効果が出るまでに時間がかかる場合が多いこと、だれにでも効くとは限らないこと、などから、ピルをお勧めいたします。

 ③いくつもの病院を受診して原因が分からないとのことですが、診察したわけではない私にも原因は分かりません。症状からは子宮内膜症を疑いますので、もし最近は検査を受けていないのであれば、もう一度検査をお受けになってはいかがでしょうか?

 ④おりものについては、月経周期のどのような時期に色がつくのかなど、きちんと記録して産婦人科医に相談されることをお勧めします。もちろん子宮頸がん検診は不可欠ですよ。

ヒルル「専門医 ドクター Q&A」は、ユーザーに対して診断を行うものではありません。ある事例に対して、がんの予防や早期発見、治療などについての専門医による助言を提供し、医学的にどのような選択肢があるのか理解を深めていただくための情報コンテンツです。また、投稿コメントが必ずしも投稿者自身の状態を正確に評価し、過不足なく記述されているとは限りません。当サイト内で得られた情報はあくまでも参考程度にとどめ、個々の症状およびケースについては、しかるべき医療機関を自身の判断で受診してください。(ヒルル管理者)

子宮体がん(子宮内膜がん)| 投稿の回答 上坊敏子先生


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投稿者:悩めるクマさん (医療従事職 44歳)

子宮体がん(子宮内膜がん)


先日、近所の帝京大学溝の口病院にて子宮内膜ポリープの子宮鏡手術を行いました。ポリープの細胞検査から子宮体がんが発見され、子宮と卵巣の全摘出手術を勧められました。
術前検査の細胞診では検知されなかったので、ごく初期だと思う(G1)のですが、子宮全摘出ということに非常にショックをうけています。41のときに結婚し、夫がしばらく病気で休職していたため、子作りは控えていました。最近夫の調子もよくなって病状が安定してきたので、年齢的に難しいとは思ったのですが、今年一年はジャガー横田さんのように不妊治療をしようと思っていたからです。年齢的にも子供は難しい。がん初期だからこそ、根治すると言う意味で全摘出がスタンダードな考え方。若い方ならオプションとしてホルモン療法もご紹介するのですが・・・。セカンドオピニオンも考えられても良いですが、早いうちに決断を!といわれました。いろいろ調べてみたのですが、やはり、全摘出が最良のようなんですよね。手術するに当たり、この病院で良いのか、癌専門病院にいってセカンドオピニオンを受けたほうがよいのか悩んでいます。知識のある方どうか教えてください。



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上坊敏子先生 回答;

悩めるクマさんへ



 不妊治療に取り組もうと思っていた矢先に、子宮体がんと診断され、子宮摘出を勧められたショックをお察しいたします。

 子宮体がんの基本的な治療は子宮と両側の卵巣・卵管の摘出です。40歳までの患者さんで進行期がⅠa期、G1類内膜腺癌であれば、ホルモン治療を行うこともあります。私自身も多くの患者さんにホルモン療法を行ってきましたが、その経験からは、ホルモン療法でがんが消えるのはせいぜい70%~75%です。しかも半数近くの患者さんは再発します。これに対してⅠa期、G1類内膜腺癌の患者さんに適切な手術を行えば、98%近くは手術だけで完治させることができます。これだけでも手術療法が断然優れていることがお分かりになると思います。

 ホルモン療法のもう一つの問題点は、少なくとも半年はかかるという点です。仮に半年で運よくがんが消えたとしても、すぐ妊娠できる患者さんはいません。体がんの患者さんは排卵障害を伴っていることが多い上に、もともと不妊症の方も少なくありません。また、子宮内膜の状態も、体がんにかかったことがない女性に比べると、着床のための条件が不良です。ですから、がんが消えてからは、専門病院での積極的な不妊治療が必要です。速やかに妊娠しなければ、体がんが再発する危険性が高くなります。すでに44歳とのことですから、不妊治療に移る頃には45歳になっている可能性が高いと思いますが、一般的にこの年齢での妊娠成立は非常に困難です。
 高齢で妊娠された有名人の報道に接することも多いので、心が揺れることは想像できますが、「子宮体がんではない」という女性とは、条件が全く違います。ここは重大なポイントです。

 以上から、手術をお受けになることをお勧めします。現在診察を受けている病院からの説明は常識的な内容だと思いますので、この病院での手術に何か問題があるのでなければ、そこで手術を受けるのが一般的だと思います。セカンドオピニオンをお受けになることで気持ちの整理がつくのであれば、お受けになることに問題はないと思います。

上坊敏子(じょうぼうとしこ)先生
社会保険相模野病院 婦人科腫瘍センター長
北里大学医学部産婦人科客員教授
 詳しくは、 >先生紹介

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