乳がんが母方、父方どちらかの家系に見られるという事は重要ですか?

A interview with Dr. Freya Schnabel, Director of Breast Surgery, NYU Langone Medical Centre.
Freya Schnabel M.D.,NYU LANGONE MEDICAL CENTER, NYU Cancer Institute, NYU Breast Surgery Associates,シュナベル 先生,ニューヨーク大学,乳腺外科部長,The Future Looks Bright,BCネットワーク

  乳がんが母方、父方どちらかの家系に見られるという事は重要ですか? 

シュナベル先生:両親からそれぞれ半分ずつ遺伝子を受け継いでいるため、特に違いはないようです。事実、父方から受け継いだ BRCA遺伝子の変異 というのはその父親が乳がんを発症しないことがあったり、乳がんを患った人が全て遠い親戚であったりして、きちんとした認識がされていないことが多々あるようです。家族履歴やアブノーマルな遺伝的を持つ女性が乳がんにかかることは少ないです。乳がんというのは複雑な病気で今でも直接の原因というのはわかっていません。


*治療に関しても進歩をしているのでしょうか?

進歩しています。一昔前の薬では良い細胞も悪い細胞も共に殺してしまうものでしたが、がん細胞に直接効く新しい製薬があります。例えば ハーセプチン はがん細胞の増殖を促すアブノーマルな遺伝子を持つ乳がんの25%から30%に効き目があります。このような治療は個々の特有ながんにターゲットを合わせることに役に立ちます。アバスティン はがん組織に栄養を送る血管の成長を阻害します。また患者自身の遺伝子ではなく、そのがん細胞の遺伝情報を読み解くことにより再発のリスクを予想するのに役立つ分析方法などもあります。

Does it matter if breast cancer is in the maternal or paternal line?
No difference. You get half your genes from one side and half from the other. As a matter of fact, paternal
inheritance sometimes doesn't look as close as it should because the father can transmit a BRCA gene mutation and not be affected by any disease, and so all the affected relatives are second-degree or more distant. But only a minority of women who get breast cancer have any family history or abnormal genes. It's a complex disease, and the exact causes are still unknown. Are we making progress when it comes to treatment? Absolutely. We've got new drugs that home in on cancer cells, unlike our older conventional medications that attack both malignant and healthy cells. Herceptin, for example, targets the 25 to 30% of breast cancers that are positive for an abnormal gene that stimulates fast tumor growth. That's helping us to tailor therapy to an individual's particular kind of cancer. Avastin sabotages the growth of blood vessels that supply nutrients to cancer tissue. We've also got assays that help predict the chances of a recurrence, by genetically profiling not the patient, but the malignant cells themselves.

 この記事は、BCネットワークのweb site における「新着トピックス」2010年11月、及びNYU ランゴーンメディカルセンターの出版物 『news&viewsSeptember/October 2010 』を許可を得て転載したものです。(もちろん、シュナベル先生にもですよ。ヒルルのみなさんにお役に立てるのなら是非とのことです)

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 BCネットワーク代表 山本眞基子さんから、みんなにメッセージが届いています >>>

 みなさんはじめまして、BCネットワークと言う乳がん患者団体の代表の山本眞基子です。BCネットワークは,ニューヨークで約5年前に30歳代で乳がんになってしまった日本人女性達で設立し,日米両国の日本人女性に向けて乳がん情報を発信している非営利団体です。患者さんや,サバイバー(経験者)の方対象のセミナー、シンポジウムだけでなく,乳がんにならないと確信している女性達にも乳がん早期発見の啓発活動ををおこなっています。電話での元患者さんボランテイアーによるホットラインサポートは日米両国でやっています。日本でのシンポジウムには,日米の著名な乳腺外科医の先生方も講演,トークに来てくださっています。今回のインタビューのシュナベル先生も今年夏7月に横浜に来てくださっていますよ。ヒルルのホームページから横浜でのシンポジウムの紹介をご覧くださいね。乳がんにかかってしまった皆さん、乳がん治療後に絶対再発しないと言う目的のために、色々な役に立つ情報を知って、乳がん治療後のライフは元気に健康にそして楽しく過ごしませんか。乳がんにかかって死ぬかもしれないと思う時期もあったあなただから,より毎日を楽しくイキイキとこれからのライフを過ごせるのだと,BCネットワークの運営メンバー(すべて乳がん経験者)は思っています。

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〜NYにて、BCネットワーク代表 山本眞基子


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