「上手な主治医の選び方」「上手な主治医への質問の仕方」

(第2回 湘南記念病院 かまくら乳がんセンター 土井卓子先生インタビュー)

■しこり=乳がん、ではない場合も

触診で見つけたしこりで受診される方の8割以上は、線維腺腫、嚢胞、乳腺症、乳腺炎などの良性疾患ですが、自己判断は禁物ですので、少しでも違和感や不安を持たれたら、すぐに専門機関を受診してください

診断は、医師による触診、マンモグラフィ、エコーなどに加え、血液検査、病変部の細胞を細い注射針で吸いとって詳しく調べる「細胞診」、良性かどうか、がんのタイプを調べる「組織診」、「マンモトーム」、またCTやMRIといった検査を経て判断します。

IMG_3657.jpg乳がんと診断された場合、検査した病院で治療できるケースと、治療が可能な他の病院紹介してもらうケースがありますが、もちろん自分で病院を選択することができますし、他病院の医師に意見を聞くこともできます。これは「セカンドオピニオン」というもので、患者さんに納得したうえでより良い治療方法を選んでいただくために、医療の分野では一般的に普及しています。

主治医に対しても決して失礼な行為ではありませんし、「セカンドオピニオンを聞きに行きたいので、検査資料をください」と申し出れば、病院側は実費で用意してくれますから、他の病院で同じ検査を繰り返す無駄もありません。

■セカンドオピニオンという選択IMG_3506.jpg

セカンドオピニオンの選択は、「主治医の紹介」「患者会の推薦」「日本乳癌学会や各病院のHPからの検索」などの手段があります。

セカンドオピニオンでは、「診断は正しいか」、「他の治療法はあるか」といったことから、手術や入院の費用、病院設備の充実度の違いなども比べることができます。限りある時間内で望む答えを得るためには、まず自分が何を知りたいのかを明確にしておく必要があります。

乳がんになったショックでそれどころではないかもしれませんが、診察のときはメモを持参し、疑問に思ったことなどを書き留めて置くようにするといいでしょう。 最終的に、病院・治療法を決定するのは、自分自身であると心得てください。

※次回の土井先生インタビュー(「乳がんの治療はどこまで?」)は、平成22年1月20日(水)アップです。