無料公開講座「大腸がん啓発ブルーリボンキャラバン」のお知らせ

3月17日(土)、患者さんや一般の皆様向けの無料公開講座 「大腸がん啓発ブルーリボンキャラバン」が秋葉原DXで開催されます。  NPO法人キャンサーネットジャパン のホームページから申し込めますので、ヒルルを見ている方々は、ご家族ご友人を誘って足をお運びください。

取材でよく専門医の先生に「。。。って何ですか?」と唐突に質問しちゃいますが、先生方は本当に話しの繋げ方が上手くてコミュニケーションスキルが高い。今回の東京医科歯科大学大学院の石黒めぐみ先生による『大腸がんとは?」は Podcast でも聞けたらいいのになぁと思います。それからNHK『龍馬伝』の紀行に楽曲提供したクラシックギターデュオ「いちむじん」の生演奏も聴けるそうです。就活婚活カツマーの人たちにとっても、いろいろと収穫アリな無料公開講座です(ヒルル編集長)

blue_ribbon_caravan.jpg お申し込みはこちらから、
NPO法人キャンサーネットジャパン http://www.cancernet.jp/2247


ブルーリボンキャラバン2012 in 東京「もっと知ってほしい大腸がんのこと」のお知らせ -3月は国際的な「大腸がんの啓発月間」です-

がん患者主体のがん医療の普及啓発を目指すNPO法人キャンサーネットジャパン(理事長:岩瀬 哲)は、大腸がん患者・家族のための無料公開講座「大腸がん啓発ブルーリボンキャラバン」を本年、金沢、東京、新潟、福岡、熊本、名古屋の全国6都市で開催します。

大腸がんと診断される人は毎年、日本で推計10万人以上にのぼり、罹患者数は胃がんに続き2番目に多く、全がん罹患者の15%を占めています。また大腸がんは運動・食生活による予防効果や、検診による死亡率の低下も明らかながんと言われています。一方で、大腸がんの治療法の進歩は目覚ましく、この10年、新規抗がん剤や分子標的薬の登場により、着実に生存期間の延長が報告されています。また、大腸の遺伝子検査により、事前に治療効果が予測できる個別化治療も進展しています。
しかし、日本では大腸がんの認知度は低く、治療の進歩についても知られておりません。米国の研究によると、科学的根拠に基づく最新の医療情報を調べる(知っている)患者は、適切な新しい治療を受ける比率が高かったと報告されています。このような背景により、大腸がんの啓発活動が必要です。

[ 東京会場開催概要 ]
開催日 2012年3月17日(土)
時間 14:00~18:00(開場13:30)
場所 秋葉原UDX 4F シアター
参加費 無料
協賛 メルクセローノ株式会社
後援 大腸癌研究会、公益社団法人日本オストミー協会、特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会

l プログラム (総合司会:フリーアナウンサー 中井 美穂)
14:00 開会挨拶 NPO法人キャンサーネットジャパン理事 小西 敏郎
14:05 ご挨拶 東京医科歯科大学大学院 腫瘍外科学教授・大腸癌研究会 会長 杉原 健一
14:15 特別講演 走る(生きる)意味 NPO法人ニッポンランナーズ 金 哲彦
14:40 基調講演(1) 大腸がんとは?予防・検診の実際 東京医科歯科大学大学院 石黒 めぐみ
15:10 基調講演(2) 大腸がんの外科的治療と補助療法 北里大学医学部北里大学東病院 佐藤 武郎
15:40 基調講演(3) 大腸がんの薬物療法 国立がん研究センター東病院 吉野 孝之
16:10 休憩(15分)
16:25 コンサート いちむじん
17:00 Q&A パネルディスカッション もっと知ってほしい「大腸がん」のこと
〈パネリスト〉杉原 健一 石黒 めぐみ 佐藤 武郎 吉野 孝之 金 哲彦
17:50 閉会挨拶
18:00 懇親会希望者の方のみ参加費¥2000/予約が必要です。


News 切除不能進行再発大腸がん治療薬「アービタクス」 承認条件(全例調査)の解除

2008年7月、今後のがん薬物療法を担うとされる 分子標的薬 「アービタクス」が承認されてからすでに3年。承認時は日本国内において治験症例数が少ないという事から実績調査の承認条件が付されていたのですが、それ以後国内において2千名を超える切除不能進行再発大腸がん患者さんの貴重なエビデンス、解析結果により安全性および有効性が審査され、厚生労働省から承認条件の解除が、2011年9月に決定されました。

ヒルルでは、画期的な新薬の承認発表よりも、こうした承認後の緻密な解析結果事実(エビデンス)が、私たちにとって大変重要と思うので、お知らせいたします(ヒルル編集長)

以下、メルクセローノ株式会社 プレスリリース(原文)

News Release

報道関係各位

2011年9月7日 メルクセローノ株式会社

切除不能進行再発大腸がん治療薬「アービタックス®」、承認条件(全例調査)の解除について

メルクセローノ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マーク・スミス、以下、メルクセローノ)は、ヒト上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)陽性の切除不能進行再発大腸がん治療薬「アービタックス®注射液 100mg」(一般名:セツキシマブ/遺伝子組換え)(以下、アービタックス)の承認条件となっていた製造販売後の使用成績調査(全例調査)に関し、厚生労働省から解除の通達を受けた ことを発表しました。

アービタックスは、ヒト上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)を標的とするモノクローナル抗体で、2008 年 7 月に切除不能進行再発大腸がんを対象に国内での承認を取得しました。その際の承認条件として 「国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積 されるまでの間は、全症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を 把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要 な措置を講じること」が付されておりました。

今回の承認条件の解除は、厚生労働省に提出した 2,006 名の切除不能進行再発大腸がんの患者さんに おける調査報告書の解析結果をもとに、アービタックスの安全性および有効性が審査された結果、決定されました。

アービタックスは標準的な化学療法に併用することで、KRAS 野生型の症例のみならず、登録された患 者全体において有意に生存期間を延長することが報告されています。このような生存延長のエビデン スを持つ唯一の分子標的薬として、切除不能進行再発大腸がんの個別化治療を前進させてきました。 なお、アービタックスは 2010 年 3 月、添付文書の改訂が行われ、切除不能進行再発大腸がんにおける 一次治療薬として使用が可能になっています。

研究開発/メディカル統括本部長の生沼斉は次のように述べています。「今回の使用成績調査の解除は、 アービタックスの有用性と安全性におけるいっそうの信頼を得る上で重要なステップと位置付けています。2008 年の上市以後、ご協力を頂きました医療関係者の皆様に心より感謝申し上げます。メルク セローノは引き続きアービタックスの適正使用を推進し、情報提供に努め、今後も患者さんによりよい治療を提供するために努めて参ります」


アービタックス(Erbitux)について
Erbituxは画期的新薬(ファーストインクラス)であり、EGFRを標的とするIgG1モノクローナル抗体です。Erbituxの作用機序は、 EGFRに対して特異的に結合するという点で従来の標準的な化学療法とは明確に異なります。この結合によって受容体の活性と それ以降のシグナル伝達が抑制され、正常組織への腫瘍細胞の増殖、浸潤と新しい部位への転移が抑えられます。また、化学 療法や放射線療法によって引き起こされた損傷を修復する腫瘍細胞の活性を抑制し、腫瘍内での血管新生を抑制するとも考えられており、それによって腫瘍の成長を全体的に抑えるとされています。

Erbitux の最も多い副作用はざ瘡様皮疹であり、皮疹の程度(グレード)と治療効果は相関があると報告されています。また、患 者のおおよそ 5%に過敏反応(hypersensitivity reactions)が発生する可能性があり、このうちの約半数が重度な症状を示す可能性があります。

Erbitux は 88 カ国で市販承認を取得しており、大腸がんの治療薬としても 88 カ国で承認されています。また、局所進行の頭頸 部扁平上皮がんの治療薬として、86 カ国で承認を受けています。メルクは 1988 年、イーライリリーの 100%子会社であるイムク ローンから米国、カナダ以外でのErbituxの販売権をライセンス供与されました。日本では、イムクローン、ブリストル・マイヤーズ スクイブ、およびメルクセローノ株式会社が共同でErbituxの開発と実用化を進めており、ブリストル・マイヤーズ株式会社とメルク セローノ株式会社が販売提携をしています。メルクはがん治療の進展に引き続き尽力しており、現在は大腸がんや頭頸部扁平上皮がん、非小細胞肺がんにおけるErbituxの使用など、対象領域における新規治療法の研究に取り組んでいます。また切除不 能再発大腸がんの一次治療薬として、フォリン酸と併用投与される経口抗がん薬UFT®(テガフール・ウラシル配合)の権利も獲得しました。

その他のがん治療候補薬について
がん治療候補薬では、Stimuvax® (BLP25 リポソームワクチン)の非小細胞肺がんへの適応を研究しています。同剤は 2004 年 9 月に米国FDAから迅速承認許可を得ています。Oncothyreon Inc.(米国ワシントン州シアトル)から、同剤の世界各国での専売 権を供与されました。

さらに、新規抗がん剤 Cilengitide(インテグリン阻害剤)の第 III 相試験も行っています。同剤は膠芽腫、扁平上皮がん、非小細 胞肺がんの適応を対象としています。またインテグリン阻害剤は腫瘍とその血管系を対象として作用すると考えられています。

メルクセローノ株式会社について
メルクの医療用医薬品部門とスイスSerono (セローノ)が2007年1月に統合され、メルクの医療用医薬品部門として設立された Merck Serono(メルクセローノ)事業部(本社:スイス、ジュネーブ)の日本法人です。日本市場においては、同年10月1日より事業 を開始しました。メルクセローノについての詳細は www.merckserono.co.jp をご覧ください。

Merckについて
メルクはドイツのダルムシュタットに本社を置く、世界的な総合医化学メーカーで、2010年総売上高は約93億ユーロです。会社としての起源は1668年まで遡り、現在世界68ヶ国で事業を展開しており、グループ従業員総数は約40,000人(メルクミリポア事業 部を含む)。グループの事業活動は Merck KGaAのもとで行われています。全株式の 約30%が市場で取り引きされており、約 70%はメルクファミリーが合資会社を通じて保有しています。1917年、当時の米国子会社Merck & Co.の資産が接収された後、 同社はメルクからは完全に独立しています。

本件に関する問い合わせ先
メルクセローノ株式会社
 癌領域事業部PR
 小森真紀

Tel: 03-6853-8587